標準日本語中級01-10
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1-2008/04/06 15:20
こんにちは
こんにちは、私は王と言います。去年の6月に、留学生として日本にやってきました。
初めのうちは、言葉や習慣の違いから失敗ばかりしていましたが、最近はこちらの生
活にもだいぶ慣れてきました。大学へ通っているうちに、何でも気軽に話し合える友達も
できました。
鈴木先生は私が通っている大学の先生です。御専門は言語学で、私たち留学生に日本
語を教えていらっしゃいます。私が日本語についてわからないことを聞きに行くと、いつ
も丁寧に教えてくださいます。勉強以外のこともいろいろと相談に乗ってくださいます。
先生は、現代の中国に趣味がおありになるそうで、ときどき中国のことをお尋ねにな
ります。そんな時、私は喜んで中国のことを説明して差し上げます。
私は、これから、自分が知りたいことや興味があることについて、いろいろな本を読
んでどんどん勉強していこうと思っています。日本の自然や社会・歴史・文化、それに科
学技術など、知りたいと思うことがいっぱいあります。小説や詩のような文学作品も日本
語で読んで見たいと思っています。
旅行の計画もあります。今度の夏休みに、日本の各地を訪れようと思っています。夏
休みが終わるまでに、できるだけいろいろな所に行って、見聞を広めるつもりです。
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王:先生、このごろ私は、日本の文化や歴史の勉強がとてもおもしろくなってきました。
鈴木:そうですか。それなら、ちょうどいい本がありますよ。これは、日本の文化をわか
りやすく解説したものです。これを貸してあげましょう。
王:ありがとうございます。では、読ませていただきます。いつごろめでお借りしてよる
しいでしょうか。
鈴木:来月までいいですよ。ぜひ読んで感想を聞かせてください。
王:では、遠慮なくお借りします。ちょうど、これから、本をどんどん読んで勉強しよう
と思っていたところなんです。
鈴木:いいですね。やる気を持つのがいちばん大切ですよ。がんばってください。
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2-2008/04/06 15:50
王さんの日記
王さんは、毎日、日記を書いています。この間までは、中国語で書いていました。け
れど、先日、鈴木先生「日本語で日記を書いてみたらどうですか。」と進められたので、
最近は日本語で日記を書いています。
6月10日 火曜日 晴れ
授業が終わってから、図書館へ行って本を借りた。図書館の前で、佐藤さんに会った。
佐藤さんは、日本人の学生の中でいちばん仲の良い友達だ。将来は日本語の教師にな
りたいそうだ。いつも明るく朗らかで、冗談を言って、よく私たちを笑わせる。
二人で喫茶店に行って、しばらく話をした。日本語の難しさなどについて話をしてい
るうちに、映画の話題になった。佐藤さんは映画が好きで、週に一度は見に行くそうだ。
話がはずんで、あさっての木曜日に、いっしょに映画を見に行くことになった。あさ
ってが楽しみだ。
6月12日 木曜日 雨
午後5時に、渋谷の駅前で佐藤さんと待ち合わせて、いっしょに映画に行った。
佐藤さんが連れて行ってくれたのは、喜劇映画だった。佐藤さんは、思い切り笑える
映画が好きだそうだ。いかにも佐藤さんらしいと思った。
映画を見るのは久しぶりだ。せりふが速すぎてわかりにくい場面あったけれど、画面
を見ているうちに、なんとなく意味がわかった。それに、日本人のユーモアの感覚も、少し
わかったような気がする。
映画をみるのは楽しい。そのうえ、言葉の勉強にもなる。これからは、暇を見つけて、
できるだけ映画を見るようにしよう。
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佐藤:どうでした。おもしろかったですか。
王:ええ、とてもおもしろかったです。思わず、吹き出してしまったところもありましたよ。
佐藤:そうですか。映画を見て笑えるなら、たいしたものですよ。私が知らないうちに、
王さんはずうぶん日本語が上達したんですね。まるで、もう何年も日本にいる人の
ようですね。
王:そうでもないですよ。映像があったら、あんとなく意味がわかったんです。
佐藤:王さんは、ふだんあまり映画は見ないんですか。
王:ええ。去年の夏に見たきり、1年ぐらい見ていなかったんです。
佐藤:そうですか。映画は言葉の勉強になるから、できるだけ見るようにしたらいかがで
すか。おもしろそうな映画があったら、また誘いますから。いっしょに見に行きま
しょう。
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3-2008/04/06 16:15
五目ずしの作り方
王さんと張さんは、今日、田中さんの家に夕食に招かれました。
田中さんは旅行会社に勤めていて、日本を訪れる外国の旅行者のために、いろいろと
便宜を図ってくれます。王さんも張さんも、去年中国から日本へ来る時に、田中さんの世
話になりました。
田中さんの家族は、田中さんと奥さん、それにお嬢さんの純子さんの三人です。今日
は、田中さんの奥さんが、二人のために手作りの五目ずしをごちそうしてくださるそうで
す。王さんは早めに田中さんの家へ行って、奥さんに五目ずしの作り方を教えわりました。
そして、次のようなメモを作りました。
*材料(5人前)
米・・・3合 筍・・・100グラム
しいたけ・・・4個 れんこん・・・1本
にんじん・・・50グラム さやえんどう・・・30グラム
海老・・・100グラム 卵・・・3個
だし汁、酒、砂糖、醤油、酢
*作り方
五目ずしを作るには、まず始めに、普通より少し固めに御飯を炊く。そして、御飯を
炊いている間に、具を用意する。
筍・しいたけは、細かく切り、だし汁・酒・砂糖・醤油で煮る。にんじん・さやえん
どうは、細く切ってさっとゆでる。海老もさっとゆでる。卵は、薄く焼いてから細く切っ
ておく。
次に、御飯が炊き上がったら、熱いうちに酢と砂糖を振りかけて混ぜる。そして、用
意した具を、卵を除いて順番に混ぜ合わせる。
最後に、皿に盛り付けてから、卵を載せ、好みで、のりや紅しょうがを添えるとよい。
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奥さん:王さん、五目ずしの作り方はそれほど難しくないでよう。
王:そうですね。でも、具を細かく切るのが難しいですね。しいたけを切っている時、も
うすこしで指を切りそうになりました。
奥さん:危ない、危ない。わたしも今、熱い鍋にさわって、もうちょっとでやけどをする
ところでした。
王:だいじょうぶですか。
奥さん:ええ、たいしたことはありません。さあ、こうして、卵とのりと紅しょうがを載
せるとできあがりです。
王:とてもきれいですね。
奥さん:そうでしょう。見た目にきれいな料理は食欲が出ますからね。
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4-2008/04/06 16:40
言葉使い~レストランで
田中:きみは何する。
奥さん:メニューを見せてちょうだい。
田中:ほら、メニューだよ。
奥さん:ええと、ハンバーグとライスと野菜サラダ。それから、アイスクリームがいいわ。
田中:へえ。太るのを気にしてるわりには、ずいぶん食べるんだなあ。
奥さん:まあ、失礼ね。でも、食べすぎかしら。
田中:ははは。冗談だよ。レストランなんか、めったに来ないんだから、いっぱい食べた
らいいさ。ぼくは、カレーライスとコーヒーにしよう。
店員:ご注文はお決まりでしょうか。
田中:ええ。ハンバーグにライスに野菜サラダにアイスクリーム。それに、カレーライス
とコーヒーをください。
店員:はい、かしこまりました。アイスクリームとコーヒーは、お食事の後でお持ちすれ
ばよろしいでしょうか。
田中:ええ、そうしてください。
店員:はい、かしこまりました。
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(1)は、田中さんと奥さんが、レストランに行った時の会話です。二人が話してい
るところに、レストランの店員がやって来た場面です。この会話には、日本語の話し言葉
の特徴が、いくつか現れています。
日本語の会話では、人間関係によって言葉使いがずいぶん変わります。家族や友達同
士のような親しい関係では、「です」「ます」を使った丁寧な言い方はあまりしません。
「何しますか。」という言い方ではなく、「何する。」と、くだけた言い方をするのが普
通です。
田中さんは、奥さんに対してくだけた言い方をしていますが、レストランの店員に対
しては、丁寧な言い方をしています。店員は、田中さんに向かって特に丁寧な言葉使いを
しています。親しい関係でないうえに、店員と客という立場の違いがあるので、特別丁寧
なのです。
日本語には、男性と女性の言葉使いにも違いがあります。例えば、自分のことを「ぼ
く」と言うのは、男性特有の言葉使いです。女性は普通「わたし」と言います。逆に、「
食べ過ぎかしら。」という表現は、主に女性の言葉使いです。男性だったら、「食べ過ぎ
かな。」などと言います。
親しさの度合いや、立場の違いなどの人間関係によって、言葉使いが変わったり、男
性と女性で言葉が違ったりするのは、日本語の話し言葉の大きな特徴です。日本語のおも
しろいところでもあり、また難しいところでもあります。
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5-2008/04/06 18:43
梅雨と日本の家屋
日本では、北海道を除いて、6月から7月にかけて、しとしとと雨の降る日が続きます。
この時期を梅雨といいます。
梅雨の時期は気温が高く、湿度も高いので、そても蒸し暑く感じます。ですから、日
本に住んでいる外国人は、たいてい「梅雨は下手だ。」と言います。涼しくて乾燥した土
地に育った人たちは、特に「蒸し暑くてたまらない。」と言います。
日本人は、昔から梅雨に悩まされてきました。そして、蒸し暑い気候の時でも快適に
暮らすことができるように、いろいろな工夫してきました。
その工夫がいちばんよく現れているのは、日本の伝統的な家屋でしょう。
日本の家屋は、壁が少なく、自由に取り外しができる障子やふすままで部屋を区切り
ます。寒い冬の日には、障子やふすまを閉めたままで過ごします。けれど、暑い夏の日に
は、この障子やふすまを取り外し、家全体を一つの広い部屋のようにして過ごします。そ
うすると、風がよく通って、とても涼しいのです。
家屋の素材にも工夫があります。日本の家屋には、木や竹や紙など、植物性の素材が
多く使われています。障子やふすまは、木と紙でできていますし、床に敷く畳も、わらと
いぐさを編だものです。植物性の素材は、湿気を吸い取るので、湿度の高い風土に適して
いるのです。時代が変わるにしたがって、家屋の作り方の変わって来ました。最近は、日
本でも欧米風の建築が多くなりました。しかし、日本の風土を考えると、伝統的な家屋か
ら学ぶことも多いと思います。
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山田:やあ、張君。いらっしゃい。この雨じゃ、たいへんだっただろう。濡れなかったかい。
張:うん、だいじょうぶだよ。そんなに強い雨じゃなかったから。ただ蒸し暑くて、汗を
かいたよ。
山田:まあ、そんな所にいないで、上がれよ。こっちへどうぞ。
張:おっ、畳の部屋だね。これが障子で、これがふすまって言うんっだろう。
山田:よく知ってるね。ちょっと暑いから、障子を開けてみよう。風がよく通るよ。
張:ほんとに涼しい風が入ってくるね。自然の風は、気持ちがいいなあ。
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6-2008/04/06 19:10
七夕
7月7日は七夕です。七夕の行事は、8世紀ごろに中国から日本へ伝えられました。日本
では、この日、子供たちが紙にお願いごとを書いて、竹につるします。
ところで、中国には、七夕にまつわるこんな古い話があります。昔、ある所に、貧し
い牛飼いの若者がおりました。若者は、兄の家で暮らしていましたが、ある日、家から追
い出されてしまいました。
若者は、牛といっしょに暮らし始めました。そして、毎日とても丁寧に牛の世話をし
てやりました。
ある時、牛がこう言いました。
「明日、湖で天女たちが水浴びをします。天女の服が置いてあるか、赤い服を持って
隠れていなさい。その服の持ち主が、あなたのお嫁さんになるひとです。」
次の日、若者が湖へ行ってみると、牛が言ったとおり、天女たちが水浴びをしていま
した。若者は、言われたとおり、赤い服を持って隠れていました。
しばらくすると、天女たちが湖から上がってきました。一人の天女が、服がなくて困
っていました。その時、「あなたの服なら、ここにあります。」と言って、若者が姿を現
しました。
その天女の名前は、織姫と言いました。織姫は、天の神様の孫でした。
二人は、すぐに仲良くなりました。若者は織姫に、
「人間の世界に残って、わたしと結婚してください。」と言いました。
二人は、結婚して幸せに暮らし始めました。毎日が楽しくてなりませんでした。かわ
いい男の子と女の子も生まれました。
ある日、牛が若者に言いました。
「わたしが死んだら、わたしの皮をとっておきなさい。そして、困ったことがあった
ら、その皮を体にかけなさい。」そう言い残して、牛は死んでしまいました。
そのころ、天の国では、神様が織姫を探していました。織姫が人間の世界から帰って
来ないので、神様はとても怒っていたのです。そして、二人がいっしょにくらしているの
を知って、連れ戻しに来ました。
神様は、織姫を連れて、天に昇っていきました。その時、若者は、牛が言ったことを
思い出して、牛の皮を自分の肩にかけました。皮を着たとたんに、若者の体は、天に舞い
上がりました。
若者は、一生懸命追いかけました。そして、もう少しで追いつきそうになりました。
けれども、神様が大きく腕を振ると、若者の目の前に、大きくな天の川が現れました。若
者と織姫は、天の川を挟んで、離れ離れになってしまったのです。
織姫は悲しくて悲しくて、毎日泣いてばかりいました。そして、毎日若者に会いたが
っていました。神様は、そんな織姫の姿を見ると、かわいそうでなりません。そこで、年
に1回、7月7日だけ、二人が会うことを許してやりました。
7月7日になると、たくさんのかささぎが天の川に橋をかけます。この橋の上で、若者
と織姫は1年に1回だけあうことができるのです。そのために、この日だけは、人間の世界
からかささぎがいなくなるということです。
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7-2008/04/06 19:46
地震の起こる日
大正12年(1923年)9月1日、関東地方を震度7の大地震が襲いました。この地震によって、
関東地方は大きな被害を受け、10万人の人が死に、70万戸の家が壊れたり焼けたりしまし
た。この地震は「関東大震災」と呼ばれ、その時の恐ろしさが今でも語り伝えられ礼ます。
ところで、9月1日という日付に注意してください。月の数と日の数を足すと、9+1で10
になります。このことから、物理学者の坪井忠二さんは、「10になる日は大地震が多い。」
と、ある新聞のコラムに書きました。記録の調べてみると、12月7日、11月26日などにも大
地震が起こっていすそうです。1+2+7、1+1+2+6、というふうに、それぞれの数を足すと、
不思議なことに答えはどれも10になります。
地震と日付の間に何か関係があるのでしょうか。
実は、この話にはちょっとしたしかけがあるのです。坪井さんは、こんな種明かしを
しています。
月の数と日の数を合計して、いちばん小さい数は2です。これは、1月1日(1+1)、10月
10日(1+0+1+0)など、1年のうちに4日あります。反対に、いちばん大きい数は20で、9月29
日(9+2+9)の1日しかありません。ほかの日付は、すべて2から20の間に収まります。
その中で、10になる日はとても多く、全部で36日もあります。ですから、10になる日
に大地震が多いのは不思議でも何でもないのです。なぜならば、その日が1年のうちでたい
へん多いからです。
でも、もしこの種明かしがなければ、「10になる日は大地震が多い。」という話を聞
いて、多くの人は、「確かにその通りだ。不思議だなあ。」と思ってしまうのではないで
しょうか。
「迷信というものは、こうして生まれるのかもしれない。」と、坪井さんは言ってい
ます。
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王:あっ、地震よ。窓ガラスがガタガタ鳴ってるわ。
佐藤:ほんと。揺れてるわね。でも、大きな地震じゃないわ。そんなに怖がらなくていい
わ。震度2くらいかしら。ほら、もう終わったようよ。
王:ああ、びっくりした。佐藤さんはよく平気でいられるわね。
佐藤:地震には慣れているからよ。東京では、今くらいの地震はしょっちゅうあるわ。で
も、たまには驚くほど大きな地震もあるのよ。
王:佐藤さんが驚くくらいなら、私なんか腰を抜かしてしまうわ。そんな地震が来たらど
うしよう。
佐藤:だいじょうぶよ。最近の建物は頑丈だから。それに、大きな地震のときは てて外
へ飛び出さないほうがいいのよ。腰を抜かしているほうがかえって安全かもしれな
いわ。
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8-2008/04/06 20:25
数字をめぐって
純子:ねえ。張さんは算数が得意でしょう。この問題、難しくて解けないの。教えてくれ
ない。
1個88円のガラスのコップがある。これを運ぶと1個につき9円もらえる。でも、運ぶ
途中で品物を壊すと、壊した分の運び賃がもらえないばかりか、壊した品物の代金
も支払わなければならない。1000個運んで、7642円もらったとする。いったい何個
壊れただろうか。
張:ほう、かなり複雑な問題だね。純子ちゃんは、どうしたらこの答えが出ると思う。
純子:まず、壊さないで全部運んだとしたら、いくらもらえるか考えて、次に、その金額
と実際にもらった金額との差がいくらあるか、考えればいいと思うの。すると、こ
うなるでしょう。
9円x1000 = 9000円
9000円-7642 = 1358円
張:うん。何個か壊したから、1358円もらえなかったんだね。
純子:だから、1358円をコップ1個の値段で割ればいいと思うんだけれど、割り切れない
のよ。どうしてかしら。いくら考えてもわからないの。
張:なるほど。純子ちゃんは、ちょっと勘違いしてるみたいだね。1個壊したら、88円の損
で済むかどうか、もう一度考えてごらん。
純子:あ、そうか。1個壊したら、88円弁償しなければならないけど、そのうえ、9円の運
び賃ももらえないから・・・・・・。こう計算すればいいのね。
88円 + 9円 = 97円
1358円 / 97円 = 14個
純子:答えは14個ね。
張:そうだよ。よし、今度はぼくが問題を出そう。
ジュースの空き瓶を7本集めると、その空き瓶と引き換えに、ジュースを1本もらえる
とする。では49本の空き瓶を集めると、何本のジュースがもらえるだろうか。
純子:これは簡単よ。7本集めると1本もらえるんだから、49を7で割ればいいんでしょう。
答えは7本だわ。
張:残念でした。答えは8本。
純子:えっ、どうして。7本でいいはずよ。
張:もちろん、最初の49本の空き瓶からは、7本のジュースがもらえるよ。でも、その7本
空き瓶を集めたら、もう1本ジュースがもらえるじゃないか。だから「7+1=8」で、答
えは8本になるのさ。
純子:あっ、そうか。でも、そんなのずるいわ。
張:ははは。ずるいと言えば、ずるいかもしれないけど、こんな問題もおもしろいだろう。
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9-2008/04/06 22:45
夏休みの旅行計画
交換手:はい。東京旅行でございます。
王:もしもし。私、王と申しますが、営業部の田中さんをお願いします。
交換手:はい。少々お待ちください。
田中:もしもし。田中です。
王:田中さんですか。王です。こんにちは。
田中:こんにちは。会社の方に電話をくださるなんて、珍しいですね。
王:はい。実は、夏休みの旅行のことで、田中さんにご相談したいと思いまして。これか
ら、会社に伺ってよろしいでしょうか。
田中:そうですか。旅行のことなら、会社にいろいろな旅行案内のパンフレットがありま
すから、ぜひ来てください。何時ごろになりますか。
王:2時ごろ、伺いたいと思います。
田中:わかりました。じゃあ、時間を空けておきましょう。会社の場所はわかりますか。
王:ええ。だいたいわかります。東京駅の西口を出て、右の方へ行くんですよね。
田中:そうです。そして、最初の信号を左に曲がって、右側の三つ目のビルです。
王:そうでしたね。じゃあ、友人の佐藤さんと二人で伺いますので、よろしくお願いします。
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日本人は働きすぎだ、という批判が高まってきたためか、最近は、日本の会社も、1週
間とか10日とか長い期間の休みを設けるようになった。その休みを利用して、都会を脱出
し、海や山へ遊びに行く人や、海外旅行をする人が年々増えつつある。
また、8月の中旬は旧暦のお盆に当たるので、先祖の墓参りをするために、故郷へ帰る
人がたくさんいる。ふだん離れ離れになっている家族や親戚が再会できることも、お盆の
大きな楽しみになっているようだ。「民族大移動」などと言われるほど、お盆の前後には、
多くの人がいっせいに帰省する。そして、またいっせいに都会へ戻ってくる。
このように、夏は旅行する人が多いため、列車がたいへん混雑するし、道路も渋滞す
る。旅館やホテルなども、早めに予約しておかないと、利用することができない。だから、
旅行を楽しむためには、計画を立つ、前もっと、乗物や宿泊施設の手配をしておくことが
必要である。
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10-2008/04/06 23:36
上野駅で
日本には、東京の言葉を土台にした共通語があり、全国どこにでも通用する言葉とし
て、広く使われています。けれども、一方で、それぞれの地方には、その地方独特の言葉
があります。その言葉を方言といいます。
方言は、その土地の風土や暮らしと深いつながりがあり、その土地その土地の味わい
があります。そして、自分が生まれ育った土地の方言には、だれもが強い愛着を持ってい
ます。
ふるさとのなまりなつかい
停車場の人ごみの中に
そを聞きに行く
いれは、石川 の短歌です。「ふるさとの方言が懐かしくてたまらない。わたしは、
その方言が聞きたくて、停車場の人ごみの中にわざわざ出かけて行くのだ。」という意味
です。故郷の岩手県を離れ、東京で暮らしていた は、ふるさとの言葉に特別の懐かし
さを感じたのでしょう。
ところで、この短歌で歌われている「停車場」とは、上野駅のことだと言われていま
す。上野駅は、東京の中心にあり、昔から東京の北の玄関と言われていました。東北地方
や上越地方から東京へ出てくる人や、逆に帰っていく人が、おおぜい乗り降りする駅でし
た。ですから、そこへ行けば、 は生まれ故郷の言葉を聞くことができたのです。
現在も、上野駅の人ごみの中からは、相変わらずふるさとの言葉で楽しそうに話し合
う声が聞こえてきます。 のように、ふるさとの言葉が懐かしくて、上野駅にそれを聞
きに行く人が、今もいるかもしれません。
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王:ずうぶん混んでいるわね。指定席の切符を取っておいてよかったわ。みんな、青森の
ねぶた祭りに行くのかしら。
佐藤:ふるさとに帰るひとも、多いんじゃないかしら。楽しそうに方言で話してる人が、
いっぱいいいるから。
王:方言と言えば、中国ほどではないけれど、日本も、土地によって言葉の違いがあるわ
ね。関東では「ありがとう。」と言うのを、関西では「おおきに。」と言うんでしょう。
佐藤:ええ、どこに行っても、その土地の方言があるわ。
王:青森にも方言があるんでしょう。
佐藤:ええ。こんな会話があるそうよ。「どさ。」「ゆさ。」ねえ、わかる。この言葉の
意味。
王:「どさ。」「ゆさ。」わからないわ。教えて。
佐藤:「どさ。」は「どこへ行くの。」っていう意味。「ゆさ。」は「お湯へ行く。」、
つまり「お風呂に入りに行く。」っていう意味なの。青森は寒い地方だから、あま
り外で長い話をしないんですって。だから、あいさつも短くちじめていうらしいの。
王:へえ、そう。方言って、やっぱりその土地の風土や暮らし方と関係が深いのね。寒い
と言葉も短くなるなんて。
标签: Japanese

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